技術

Open Compute Project（OCP）

Open Compute Project (OCP)

Open Compute Project Foundation（OCP）は、ハイパースケーラーデータセンター環境向けのオープンソースハードウェアソリューションに関する技術革新を加速するために設立されました。

NVMSentry™

NVMSentry

当社独自のファームウェアアーキテクチャは、お客様固有のニーズを満たす革新的で費用効果の高いSSD製品の基盤を形成します。NVMSentryは、特定のカスタマイズ要件と最適化された製品性能を実現するために、高度なファームウェア機能のフルパッケージを提供します。

データ整合性

SafeDATA™

SafeDATA技術は、独自の電力損失検出およびホールドアップ回路と高度なコントローラファームウェアアルゴリズムを組み合わせて、飛行中のデータを揮発性キャッシュからNANDフラッシュメモリにフラッシュし、突然の電力損失時の破損や損失からデータを保護します。

SafeStor™

当社のDDR4 NVDIMMは、マルチチャネルNANDフラッシュと高速スイッチング回路を採用した独自のSafeStorエンジンを備えており、通常の動作中にJEDEC標準DDR4 RDIMMとして機能しながら、堅牢なバックアップおよび復元機能を実現します。

高度なエラー検出および訂正 (Advanced Error Detection & Correction)

当社の高度なエラー検出および訂正技術は、ECC（エラーコード訂正）エンジンを強化し、RAID（独立ディスクの冗長アレイ）メカニズムを利用します。データは、他のページに以前に保存されたパリティによって再構築されます。復元されたデータは新しいブロックに保存され、以前に保存されたブロックが更新されます。

エンドツーエンドデータ保護 (End-to-End Data Protection)

エンドツーエンド保護は、ECC（エラー訂正コード）と、CRC（巡回冗長検査）などの追加の保護メカニズムを利用して、エラーを検出および修正し、SSD内のすべてのデータ転送ポイントでデータが正しく転送されることを保証します。

バックグラウンドスキャンおよび更新 (Background Scan and Refresh)

バックグラウンドスキャンおよび更新では、ブロックの読み取り回数を計数し、コールドデータを新しいブロックに再配置して、データが常に正常なブロックに保存されるようにします。

S.M.A.R.T.

S.M.A.R.T. は、重要なドライブ情報を監視および表示することにより、予定外のダウンタイムによるリスクを防止する自己監視システムです。インジケータには、ドライブの状態、ステータス、使用状況情報、潜在的なディスクの問題が含まれます。

セキュリティ

AES-256暗号化 (AES-256 Encryption)

AES（Advanced Encryption Standard：高度暗号化標準）は、データを暗号化されていない形式から暗号化された形式に変換するためのハードウェアベースの暗号化方式です。256ビットの暗号化キーの長さにより、オリジナルキーなしでデータを復号化することは事実上不可能です。

TCG Opal 2.0

TCG（Trusted Computing Group：トラステッドコンピューティンググループ）ストレージワークグループは、ストレージデバイスのセキュリティ管理プロトコルの1つのクラスとしてOpal SSC（Security Subsystem Class：セキュリティサブシステムクラス）を作成しました。これは、自己暗号化ドライブ（SED）の最も認識されている標準です。当社は、堅実なデータ保護のためにAES暗号化を組み込んだTCG Opal 2.0準拠の自己暗号化SSDを提供します。

書き込み保護 (Write Protection)

書き込み保護は、ハードウェアスイッチ/ピンまたはソフトウェアコマンドを介した不正なデータ書き込みからドライブを保護します。書き込み保護機能を使用すると、ユーザーは、書き込み保護機能をトリガーすることにより、フラッシュデバイス上でデータを上書きしないようにできます。

セキュアイレース (Secure Erase)

セキュアイレースは、SSDからユーザーのデータを完全に消去する操作です。この機能は、すべてのSSDストレージブロックを完全にリセットして空にし、重要なデータの漏洩を防ぎます。

FIPS 140-2レベル2

この標準は高いセキュリティベンチマークを設定しているため、すべての米国政府システムではFIPS 140-2検証が必要です。当社は、極秘データまたは機密データを管理する米国政府、組織、民間企業と協力してきました。NIST FIPS 140-2レベル2標準基準で検証された暗号化コンポーネントを含むSED（自己暗号化ドライブ）製品で動作するFIPSを開発しました。

信頼性

産業用温度（-40°C～+85°C）

過酷な環境向けに特別に設計された当社の産業用広範囲温度対応ICおよびコンポーネントを使用する製品は、極端な動作環境で最高の信頼性と安定性を保証します。

耐硫黄抵抗器 (Anti-Sulfur Resistor)

銀合金が硫黄性の気体または液体に遭遇すると、二酸化硫黄に暴露し、腐食反応を引き起こします。これにより、通常、抵抗器の導電率が低下し、故障のリスクが高まります。当社では、当社が構築した製品に必要な場合に、ASR（耐硫黄抵抗器）を使用して、硫黄が豊富な過酷な環境で確実に動作し、最高の産業基準を満たすことができます。

コンフォーマルコーティング (Conformal Coating)

産業用デバイスは過酷な環境にさらされても耐えなければならないため、コンフォーマルコーティングをモジュール表面適用し、製品の耐久性を向上させます。製品の信頼性を高め、ほこり、高湿度、塩水空気、溶剤、化学薬品、その他の過酷な材料による損傷から保護します。

アンダーフィル (Underfill)

アンダーフィルは、モジュールの主要コンポーネントの周囲の下に塗布されるポリマーまたは液体エポキシであり、はんだ接合を強化し、衝撃、振動応力、重力加速度に対する製品の耐性を強化します。

保持クリップ (Retention Clips)

当社の特許取得済みの保持クリップは、振動、衝撃、突然の動きに対する耐性を大幅に向上させます。産業用および高耐久性の顧客機器は厳しい振動条件にさらされるため、モジュール保持クリップをメモリソケットの側面に機械的に固定して、ラッチの飛び出しを防ぐことができます。

耐久性

サーマルスロットリング (Thermal Throttling)

ドライブが熱くなりすぎる場合、サーマルスロットリングが安全機能として動作します。熱センサーは、重要なコンポーネントの動作温度を監視します。ファームウェアのサーマルスロットリングアルゴリズムは、必要なときに起動し、動作温度が安全なレベルに下がるまで、I/Oトランザクションの性能を低下させることにより、温度が最大しきい値を超えないようにします。

疑似SLC (Pseudo-SLC)

疑似シングルレベルセル（pSLC）は、マルチレベルセル（MLC）またはトリプルレベルセル（TLC）NANDフラッシュを使用して、各セルに格納されているビット数を1つに減らす新しい技術です。各セルに格納されるビット数を1つに減らすと、NANDフラッシュメモリの信頼性と寿命が向上します。

ウェアレベリング (Wear-Leveling)

ウェアレベリングとは、特定のNANDブロックが他のブロックよりも頻繁に書き込まれたり消去されたりしないようにする方法を指します。したがって、ウェアレベリングは、特定のブロックの乱用をし、デバイスの障害やデータの損失につながる可能性を防ぐことにより、フラッシュ製品の平均寿命と耐久性を向上させます。

ガベージコレクション (Garbage Collection)

フラッシュベースのストレージデバイスは、従来のディスクと比較して、以前に削除されたデータを処理する方法が異なります。SSDの同じブロックに新しいデータを書き込む前に、まずデータを消去する必要があります。ガベージコレクションは、使用中のデータを新しいブロックにコピーしてから、古いブロックからすべてのデータを削除します。

TRIMコマンド (TRIM Command)

TRIMとは、オペレーティングシステムがSSDに、不要になり削除できるブロック、または書き換え可能としてマークされているブロックを通知できるコマンドです。TRIMコマンドを使用すると、ライトアンプリフィケーション係数（WAF）が低下するだけでなく、データアクセス速度も向上します。

オーバープロビジョニング (Over-Provisioning)

オーバープロビジョニングとは、メモリの物理容量の特定の部分を、ガベージコレクション、ウェアレベリング、不良ブロック管理を実行するために予約するための技術です。ライトアンプリフィケーションの属性を効果的に低減し、SSDの寿命を延ばします。

サービス

Zefr™

Zefr

情報主導の時代において、強力なハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）プラットフォームは、大量のデータを処理して、その価値を実現しています。HPCソリューションは絶えず進化し、人類を前進させるために必要な洞察力を生み出しています。成功するには、最大の稼働時間を実現するために、メモリサブシステムの信頼性を最適化することが重要です。

SMARTメモリテストラボ（SMTL）

SMARTメモリテストラボ（SMTL）

当社のSMTLは、製品がコンセプトから生産までインテル®ベースおよびAMD®ベースのサーバーと互換性があることを保証します。当社では、幅広い包括的なシステムテストプロセスを活用し、障害分析のためのエンジニアリング障害対応チーム（EFRT）を配置し、お客様向けの広範な設計サポートを実施しています。